10 o'clock

10:00のブログです。楽しみの話など。

ワクワクさせてくれる仕組み

メジャーリーグに興味持ち出して結構経ちます。
今年もトレードやFA移籍てんこもりで、来期の勢力図がどうなるのか、ワクワクしています。

このワクワク感って、かつてプロレスに夢中で毎週雑誌買っていたころの感覚にそっくりです。
アメリカンプロレスの実力者、インディーの隠れた才人、彼らがどんなファイトを見せてくれるのか、限られた情報の中でいろいろ想像して楽しんでいました。活字プロレスなんて名前もついてましたね。

わたしが応援するブリュワーズはあまり派手に動いてませんが、再建中のカブスがなぜか大きな契約を連発したり、レンジャーズが捕手にピアジンスキーを補強したり。エンジェルスのハミルトン獲得にいたっては、大ギャンブルだなあ。といったいどうしたんだ、という動きが多数w これらの移籍情報は雑誌とかでいろいろ予測記事が出てるんですが、あまりあたるのは多くなくて、こっちから見えている状況とはいろいろ違ったものがあるんだなあ、と想像が膨らみます。

シーズンが始まるまで、どういったラインナップが組まれるのか、復活のベテラン勢は誰か、ルーキーの新戦力といった、こっちの想像力を書きたてられる要素がいっぱい。さらに春のキャンプでは招待選手がやまもりいますので、こっからあがってくる人もいまして、来期のロースター読める人なんておそらくいないかと。

試合自体はまったりしてますし、投手力に優れたチームが勝ち残るというセオリーはまず破られないので、意外性はそんなにないと思うのですが、こまかい要素に楽しみがいっぱい。ファンタジーベースボールといった、そーしゃるげーのカードゲームみたいな遊びが定着しているのもそんなメジャーリーグならなのだと思います。

いろいろビッグになってきて、変化も遂げているメジャーリーグですが、そのあたりの一線だけはキープしているのはさすがだなあ、と。

エンターテインメントの真髄って、どこまで見せるじゃなくて、どこまで見せないか、なのじゃないかな、と思います。映画でもゲームでも音楽でも放送でも、何を見せない、何を省くかがプロデューサーのセンスなのだな、と改めて思う次第。

そのあたりの真髄は新聞あたりにありそうなんだけど、いったいどういう判断で記事作ってるんだろう。元新聞記者さんとか集めて実験というか、実演? してもらいたいなあ、とか思ったり。

わたしらだって目にしたものすべてを記憶にとどめたりしてないですからね。人にモノを伝えるときもしかり。こんなこと書いたりしてると、読書量が足りないなあ、と実感です。「判断」って行為にものすごく興味あるのですが、みなさん、どこまで意識的に判断してるんでしょう。自分は無意識部分が多くて、ゆえに無言気味なのかも。口数の多い人、少ない人でかなり違うんだろうなあ。