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10 o'clock

10:00のブログです。楽しみの話など。

最先端ですね。

前半部分の哲学やら人生振り返りされてるとこは、おお、ロックやな、と思いながら読んでました。ご本人にそんなこといったらものすごく怒られそうなんですが、内なる衝動に突き動かされて生を歩んでいくさまはまさにロック。哲学を取り入れた音楽はプログレとかによくありますが、いろいろややこしいことやっていながらも、音楽そのものは耳にやさしい方向に向かってるのが面白いですね。無意識にバランスとろうとしてるのか、本当に必要としている人に届けるためにたくさんの人に聴いてもらえるように意図的にそうやっているのか。職業で音楽やってるんだから、というのが答えなんでしょうね。

この本で印象的だったのは後半部で、最近の若者は……のやつなんですが、著者さんの講座にくる人たちがトンガリすぎててコメディみたいになっとりまして。いやはや世界は広いというか、いろいろ知った気になってる自分にドカンときました。温室育ちの凄まじさというか、一点特化の突破力というか、人としてのバランスがぎりぎりなのがまた……。学問ってすごいんですね、としか。まさに世代論というか、中心というか王道みたいのがどっかり世の中に根付いていた作者さんの世代と、角削りすぎてセンターを失ってスーパーフラットな世間を生きる最近の人らとのぶつかり合いが、なんとも面白いですね。これだけ極端な事例みせられちゃうと、多少のことは気にならなくなって、人にやさしくなれそう。

まさかこんな本だとは。ティンときたら、いろいろ読んでみるべきですね。こういう予期せぬ出会いが醍醐味ですわ。