10 o'clock

10:00のブログです。楽しみの話など。

大地丙太郎&春日太一のアニメ談義 2DAYS

行ってきました!

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9月6日(金)「大地丙太郎&春日太一のアニメ談義~ためになる話」

OPEN 18:30 / START 19:30

9月7日(土)「大地丙太郎&春日太一のアニメ談義~ほろ酔い放談」

OPEN 17:00 / START 18:00

【出演】大地丙太郎春日太一

お問い合わせ:有限会社ロフト(west)

動機は、春日太一さんのトークイベントは、いままで全部良かったので、今回もハズさないだろう、って感じでチケット取りました。

春日太一さんを知ったきっかけは、吉田豪さんだけど、もう春日さんがメインみたいになってますね。書籍の面白さも、トークの無双さも、大好きですし、リスペクトしてます。

で、DAY1

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会場のロフトプラスワンエストには、開場20分くらい前に到着したのですが、大地監督の会場入りを見られてラッキーでしたね。その時点ではわたし一人しかいなかったので、この日の大地監督の会場入りを見た一般人はわたしだけのはず(笑)

 

開場してからは、大地監督の物販の誘惑に耐えながら、1時間ずっと待ってました。食事が後清算なので、いくらつかうかわからないですからね。で、たまに春日さんが出てきて物販のプッシュするんですよね。我慢するの大変でした(笑)

 

定刻で大地監督と春日さんが登場。話題が多岐にわたって、面白かったです。水島監督と大地監督の違いとか、シナリオを書くに当たって要注意なワードとか、なるほどなあ、と思うことが多かったです。あとメガネかけたときと外したときの大地監督のギャップ。

 

このあと上映があったのですが、これについては紳士協定で記録に残せない案件なので、「なにかあった」ことだけ記しておきます。びっくらこいたけどね。

 

休憩をはさんで、メインイベントともいえる「生絵コンテ」タイム。イベント参加者より4コマ漫画を提供してもらって、その場で絵コンテを切る、という試み。

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まず「原作」となる作品の選定にかかるわけですが、ここでもいろいろなやりとりがあって面白かったです。春日さん提供作品の「煮殺せィ」に会場大爆笑したり。

 

で作品が選ばれたのですが、まあ勝手にやってることなので、作品名書いて作者さんに嫌な思いとか不安を生じさせてはいかないので、そこは書かないでおきます。

キャラクターの性格、セリフの解釈、絵から読み取れる情報の咀嚼など極めて興味深いお話しを、ものすごいスピードで絵コンテ切りながらお話しされるので、参加者みんな感嘆のため息。物語を読み解きながら、演出が変化していく様は、とてもエキサイティングで、高度なプロレス技を見てるような驚きでした。春日さんもめっちゃ盛り上がってましたね。大地監督的には当たり前のことなので、涼しい顔でやってるし。

アニメ作ってる人へのリスペクトはありましたが、もうこれ見ちゃったら、逆に恐怖というか、バケモノばっかだな、と思わずにはいられませんでしたよ。

 

この盛り上がりのまま、質問コーナーに入り、DAY1は終了。

終了後物販に参加しようと思いましたが、販売員の大地監督がいろいろとお忙しでしたので、控えました。次の日も参加予定でしたからね。春日さんとお話しできて、イベントの感想をお伝えできたのはうれしかったです。

 

続きまして、DAY2

この日は15分前くらいに到着したのですが、この日も大地監督の会場入りを見られました。そこそこの人がいたので、みなさんに笑顔ふりまいておられて、さすがやな、と。

 

会場入りして、さっそく物販に向かったのですが、お目当てのTシャツ(次の週のTGSに着て行ってやろうと思ってた)はLサイズ売り切れでアウト。次善の策としてキーホルダーをいただきました。昨日の絵コンテのゴッドハンドぶりにあやかりたい、と握手をお願いしたところ、快く応じていただきましたよ。

 

で、開演。

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昨日盛り上がって、6時間とか飲んでられたとのことで、「ほろ酔い」は無理とのことでした(笑) 新海監督の「天気の子」を見て感想を語る「予定」だったのですが、この飲み会のお蔭でできませんでした、とのことで(笑)

本日も素面とのことで、昨日に続いての「生絵コンテ」コーナーが追加され、個人的にも会場的にも盛り上がってたです。

 

前半のトークコーナーは、宮崎監督と、新海監督について。宮崎監督については、そのまっとうさが、新海監督については、綺麗すぎる絵づくりが苦手だったので、大地監督のお話し聞けたのは良かったです。「風立ちぬ」は見てみたいと思ったものなあ。新海監督作品はいろいろ美しすぎて、生きてるのが嫌になりそうで見てなかったのですが、そのこだわりというか、フェチっぷりというか、そこを重点的にお話しされてたので、そういう視点なら対応できるかもなあ、と思いましたよ。

あと辻真先さんのお話しが良かった。すごい人だ。

大地監督の忠治くん、の上映もあり、いろいろいい話がいっぱいありました。

 

休憩をはさんで、「生絵コンテ」のコーナー。昨日とは違った作品が選ばれていて、いろんな意味で対照的で、解釈のプロセスもかなり違ったので、昨日と合わせて見られたことはすごく良かったと思います。漫画は縦横比に融通が利くけど、テレビ画面では固定なので、いかにそれに対応していくか、とかね。

 

最後に質問コーナーだったのですが、これがまた、ヘヴィな質問ばかりで。なかなか面白かったです。いや、笑えるという意味でなくて、もう笑うしかないという意味で。

 

イベント参加前は、アニメに詳しくない自分でも大丈夫なのだろうか、と心配になってましたが、固有名詞がわからん、とかは些細な問題でしたね。落語の寄席みたいにどっかんどっかん笑うとか、そういう面白さではなかったですが、関心することあり、笑うところあり、ほっこりするところありで、行って良かったな、と思えたイベントでした。来年は絵コンテ3本くらい一日でやるらしいので、また行きたいな、と。

 

良かったです。