TRUTH GATE 2016 @京都・KBSホール
序
縁あってドラゴンゲートを観戦してきました。
女の子にキャーキャー言われて、リア充御用達みたいなイメージあったので、生で見る機会ができるなんて、思いもしてませんでした。
チャラいのかなーってイメージあったけど、いざ興行が始まると、熱いバトルと、ボケとツッコミが交差する、良質のエンターテインメントでしたよ。
感想
ルチャ・リブレの特色である、華麗さと重さはそのままに、日本流にアレンジしたWWEのアティテュードをまぶして、笑いも凄みも十二分に堪能できました。
どの試合もどこか心にひっかかる部分があって、ベテラン、若手がそれぞれの役割をしっかり全うしている感じ。
選手個人では、一番応援したくなったのは、パンチ富永選手、だったはず。ヤンキーというか、不良キャラ?の方。
CIMA選手に「会場引いてるぞ」とつっこまれながらも、一本気につっこんで行く迷いのなさは、応援せずにいられない。吉野選手にひたすらアタック(告白ではない)する試合運び、ガラガラなのに、妙に通るその声質と相まって、忘れられません。応援していきたいです。
興行全体では3時間あったのですが、特にマズいところもなく、試合の面白さもあって、あっという間でした。ハードなツアーやってる成果なんでしょうね。
あえて言うとしたら、初見には誰が誰だかわかりにくい点かな。マイクアピールとかで問いかける際、「お前」ですまさず「選手名」を(苗字だけですが)言うことからみて、配慮されてるとは思うのですが、自己紹介みたいなアピールあってもいいのかなあ、と思いました。常連さんにはウザいかもなので、厳しいか。
試合ごとにメモもろもろ。敬称略。
CIMA、山村武寛、石田凱士 vs 望月成晃、ドラゴン・キッド、ジミー・神田
お歯黒?のジミー・神田選手が楽しかった。あと、山村選手の「山村ァ」コールが、アイドルマスターサイドMラジオ「315プロナイト」のようだな、と(笑) 山村選手のサイドMコラボにちょっと期待したい。女性P限定でガチャの恨みはらすべく、山村選手にチョップ入れるイベントとか(笑)
エル・リンダマン vs ドン・フジイ
フジイさんの昭和スタイルがうれしかったが、昭和スタイル自身が個性になってしまう時代になったのだな、と感慨深い気分にもなりました。
ヨースケ サンタマリア vs 斎藤“ジミー”了
学生プロレス的でもあるけど、ひたすら楽しい試合でした。
Eita、パンチ富永 vs 吉野正人、Kzy
ずっとパンチさんみてた気がします(笑)
鷹木信悟、谷嵜なおき vs ジミー・ススム、堀口元気H.A.Gee.Mee!!
このあたりから、興行のストーリーラインに入ってきた感じ。流れはわからなかったですが。プロレス見てる感じでした。いままでもプロレスだったのですが、プロレス以外の楽しめる要素もてんこもりだったので。
土井成樹、YAMATO、サイバー・コング vs 戸澤陽、T-Hawk、ビッグR清水
コング選手とビッグR選手のパワー感の印象が強い。パワータイプと正調のスタイルの選手がそれぞれを引き立ててる感じ。ビッグR選手のフライングショルダータックルは、衝突事故レベル。ビックリしました。コング選手の適当な外国人設定も笑いました。
最後に
ひと昔前みたいに、ヒヤッとするような頭から落とす技連発みたいのがなかったのは、見てる側としても良かったです。それよりも技のキレ・美しさやパワー感、組み立てのすばらしさで勝負してほしいし、そうされていたので、大変楽しめました。また見たいなあ、と思いましたよ。ドラゴンゲートだけすばらしくなってるのか、プロレス全体が良い方向に向かっているのか、機会があればチェックしてみたいです。P的には、プロレスの興行としてのポテンシャルの高さも感じられて、良い経験ができました。プロレスは物販がそんなに強くないと思うので、エンタメ系とうまく学びあえば、もっと良くできそうですね。